愛の輪を拡げよう

市川点訳音訳友の会は、1968年、わずか9人の仲間で発足しました。現在80余名で活動しています。
点訳・音訳を通して「光を失った方々とともに歩んでゆきたい」というのが、私たちの願いです。
この「愛の輪」がもっと大きく、充実したものになるよう、励んでゆきたいと思っております。

「市川点訳音訳友の会」からのお知らせ


2023年度 オータムコンサート





音訳会員さん作成のポスター(1)


音訳会員さん作成のポスター(2)
 11月29日(水)午後1時から市川市視覚障害者福祉会(視障会)の皆様を中央図書館 2階にあるグリーンスタジオにお招きして「オータムコンサート」を開催しました。
 今年度は、第一部 シーズによるバンド演奏、第二部 Sowers & Good Groundによるゴスペル合唱、の二部構成で二時間にわたるコンサートとなり、視障会、友の会、その他の皆様と合わせ150名ほどの盛会となりました。

 第一部は昨年度と同じく、友の会音訳部門のSさんが司会を務める4人組バンド シーズ(サックス、フルート、ボーカル、ピアノ)による演奏です。
 「風になりたい」「また君に恋してる」など長く愛される名曲に耳を傾け、後半は恒例の 「皆さんでご一緒に歌いましょう」のコーナー。「上を向いて歩こう」「幸せなら手をたたこう」などを鳴り物も手にしながらの合唱で大いに盛り上がりました。


シーズによるバンド演奏

 第二部のゴスペル合唱は、視障会のTさんが所属しているゴスペルグループに参加をお願いしたところ、グループを指導されている倉橋宇多子先生・宗田光悦先生にご快諾いただき、実現の運びとなりました。
 お二人によるゴスペルユニットSowers(ソワーズ)とご指導を受けているクワイアの皆さんの合同クワイア Good Ground(グッドグラウンド)37名の迫力ある歌声が会場に溢れました。Tさんがウクレレを抱えて「聖者の行進」を演奏、歌われる場面もありました。「あなたはひとりじゃない」では先生のリードで客席の皆さんも「I love you」を口ずさみ、舞台に引き込まれました。コンサートの最後には「きよしこのよる」をクワイアの皆さん、会場の皆さん全員で歌いました。

Sowers & Good Groundによるゴスペル合唱

 コンサート終了後は一階の喫茶「ぴっころ」で歓談された方も大勢いらっしゃいました。
 音楽で繋がり、お話も楽しめた交流行事、また皆様とお会いできる日を楽しみにしております。

「バリアフリーハンドブック」を点訳・音訳しました





バリアフリーハンドブック
 令和5年版「バリアフリーハンドブック」を市川市視覚障がい者福祉会(視障会)のご要望に応え、点訳・音訳しました(2023年8月)。

 この冊子にはさまざまな障害について皆さんに知ってほしいこと、それぞれの特徴や困っていること、お願いしたい配慮などが紹介されています。

 今年度、市川市内全ての(公立私立を問わず)小学4・5・6年生に配布されたそうです。

 ※「バリアフリーハンドブック」の一部を紹介いたします (リンク)

視障会の40周年記念バス研修「いちご狩り」に参加しました





いちご狩り
 3月8日(水)、視障会から40周年記念行事の「いちご狩り」にご招待していただき、 友の会から4名が参加、視障会会員・ヘルパーさん33名と一緒に、暖かな春の一日を 楽しんできました。

 東金市の道の駅「みのりの郷」でのいちご狩りは、皆さんとても楽しみにされていました。 大きなビニールハウスの中は甘酸っぱい匂いに包まれ、棚に実っている6種類のいちごを 堪能しました。その後、隣りの道の駅で地元の野菜や果物などの買い物を楽しみ、バスは 「サンライズ九十九里」へ。昼食はこちらのレストランで美味しい海の幸をいただいて、40周年のお祝いをしました。


美味しい海の幸でお祝い

 コロナ禍で延期になっていたバス研修ですが、80歳以上の方が多く参加され(最高齢は90歳)、お元気な様子は私たちにも励みとなります。視障会の皆さま、ありがとうございました。

♪視障会と一緒にニューイヤーコンサート♪♪



 1月12日(木)午後1時から市川市視覚障がい者福祉会(視障会)の皆様を、中央図書館2階にあるグリーンスタジオにお招きして、シーズの演奏で「ニューイヤーコンサート」を行いました。シーズは音訳部門代表のSさんが司会を務める4人組バンドで、いつもは高齢者施設などで活動していますが、コロナ禍で中断、この日久しぶりの演奏となりました。 きっかけは視障会のIさんから、「またシーズの演奏を聴かせてほしい」と、Sさんへ電話があったことでした。 それから半年過ぎ、グリーンスタジオという広い会場で、視障会や友の会など74名の方とともに、コンサートの日を迎え、約束が果たせました。

シーズのステージ

 グランドピアノ、フルート、サックス、ボーカルの4人の生演奏は素晴らしく、Sさんの軽妙な司会で、『オブラディオブラダ』で始まったコンサートは、『星に願いを』『川の流れのように』『いい湯だな』など、新旧取り交ぜ、民謡から懐かしい曲やみんなで口ずさめる曲など、独奏あり、全員でのコーラスありの全12曲、あっという間の1時間でした。

参加した皆さん

 コンサート終了後は1階の喫茶「ピッコロ」で、ティータイム。 視障会の皆さんは久しぶりの再会におしゃべりが尽きませんでした。 図書館に足を運ぶのは初めてという方も多くいましたが、当日は1月とは思えないほど暖かい日。 お天気にも恵まれ、視障会と友の会の交流にまた新しい1ページが加わりました。

視覚障がい者の方々と行徳アイネストを訪れました!


アイネスト(行徳野鳥観察舎)



観察スペース

 5月17日に市川市の行徳にあるアイネスト(行徳野鳥観察舎)に、 行徳方面に住んでいる視覚障がい者の方9名(8名が女性)とガイドヘルパーさんが集合して、 久々に行徳女子会を行いました。 友の会からも3名が飛び入り参加、総勢19名です。
 最初に、2階の近郊緑地を一望できるガラス張りの観察スペースで、 職員の方から今の季節に見られる鳥たちの話を伺いました。
 また、観察舎そばに咲く花の匂いをかいだり、トビとフクロウの羽根や、 職員さんが自宅から持参されたメジロの巣を触らせてもらったりと、 視覚障がい者の方々に理解してもらえるよう様々な工夫をしていただきました。 あいにく途中で雨が降り始め、観察舎の前のスペースに椅子を並べてのランチとなりましたが、 みなさん久しぶりのお出かけに笑顔が溢れていました。
 今後もこのような近場での小さな交流を増やしていきたいと思っています。

2021年11月 今年も高島暦の季節となりました!


神宮館開運暦点字版2巻とミニカレンダー(左端)

 点訳部門では毎年11月に翌年の『神宮館開運暦』(高島暦)を 点訳して希望者に送っています。
 20数年前から続けていて、今年も15名の方に送りました。
 来年の携帯用ミニカレンダーも出来上がりました。 バッグに入れて持ち運べる小さいカレンダーが欲しいとの依頼で 作り始めて10年余り。 読んでくださる方、使ってくださる方の顔を思い浮かべながら、 毎年この時期恒例の作業となっています。
 高島暦、携帯用ミニカレンダーをご希望の方はご連絡ください。

2021年6月 市川市視覚障がい者福祉会へCD複製機贈呈


贈呈式の挨拶を録音(左側にCD複製機)




CD複製機

 6月28日、市川市視覚障がい者福祉会(視障会)の月に1度の会報「やまびこ」録音日に、 視障会が今年40周年を迎えるのをお祝いし、友の会からCD複製機を贈りました。
 両代表が出席して贈呈式の様子はそのまま「やまびこ」に録音し、26名の会員に届けられました。
 視障会は市川市内の中途失明者の方が中心になって活動している団体で、友の会とは長年交流を 積み重ね、ともに歩んできた歴史があります。毎年秋の交流行事や、音訳部門では「やまびこ」の 吹き込み、点訳部門では毎月2回点字講習会のお手伝いをしています。

2020年6月から活動再開 会報「あしおと」71号発行



 コロナの影響で3月から5月まで休会状態でしたが、6月から点訳・音訳両部門とも活動を再開しました。3密を避けるため人数制限を設けて、感染防止に努めています。52年目の友の会、一歩一歩進んでいきます。
 7月3日には今年度の会報「あしおと」71号が発行されました。
 表紙の写真は、昨年5月からの元号「令和」の出典の『万葉集』に収録された梅花の歌の「序」です。音訳会員による書です。(掲載内容の一部が音声でお聞きいただけます。)

2019年12月 市川市障がい者週間のイベントに参加しました



 12月7日(土)コルトンホールで、障がい者福祉についての関心と理解を深める目的で 「あいあいフェスタ」が開催され、「点字の名刺作り」をお手伝いしました。
 点筆で1マスずつ自分の名前を書いてもらいます。 初めての点字体験に、幼稚園児も大人も真剣なまなざし。 出来上がった点字の名前をさわって嬉しそうな様子に 私たちも気持ちが温かくなりました。

2019年11月 市川市視覚障害者福祉会との交流会を開催しました



【交流会の開催】
 11月8日に市川市視覚障害者福祉会の方々と友の会の会員が、集う交流会を市川市内のホテルで開催いたしました。
 出席者は、66名で昼食をとりながら楽しく歓談いたしました。
 昼食後は、ゲストの三遊亭楽八さん(市川市南行徳在住)に落語を2席語って頂きました。楽八さんは、目の不自由な方にと、ご自身の着ている着物の 色や柄の説明、演目の中では、そばをすする音なども丁寧に音を大切に描写してくれました。会場全員が、笑いの渦にまきこまれ、とても楽しいひとときでした。
 交流会の写真を掲載いたします。ご覧ください。